12.書き終えた感想 私はもともと、他人に干渉しすぎる事をあまり良かれと思っていないので、自分と違う考えに対して自分の意見を押し付けるのは好きではありません。実生活では今でもそう思っている事の方が多いです。実生活には大体同じ歳か、年上しかいないからです。もう既にそれぞれの考え方が確立している場所だからです。そして”個人として・お互いの目を見て話す”オフラインだからこそ、違いも面白いものであり、分かり合える事が多いからです。 しかしここはお互いの年齢も顔も分からないインターネット上です。基本的に文字や画像だけでコミュニケーションを確立する場所です。勿論、文字だけでは分かり合えない、とは思いませんが、それにはオフライン以上に時間がかかる事が大体です。何故ならインターネット上では”個人の顔”が見えないから、個人として確認する方法や信憑性に欠けるからです。 そしてこの界隈は”声優ナマモノ同人”というジャンルです。ここまで書いたたくさんの理由故に、一度誰かが気持ちの整理をしても良いのではないか、と思い、私はこれを書きました。 私としても出来るだけ”趣味”に口を出したくありませんし、出せるような人間じゃありません。書いてる途中は勿論、完成が近づくたびに何度も何度も挫けました。”公的”に、などという言い回しも使いましたが、公的な事を詳しく知らない私が一体何を言っているんだ、と。一体誰がこんな文章を欲してるんだ、と。”趣味”は、ただ楽しければ良いのに、と。 私は人間としての正しいルールを他人にしっかりと提示出来るような人間ではありません。 ”なくて七癖”と言うように、誰でもなにかしら癖や問題があります。私だってその一人であり、普通の21歳の大学生です。大体冗談や嘘ばかり言って笑っていられれば十分な人間です。勉強は出来る方ではありません。だけど、公的な事はよく分からなくても、私にも最低限のモラルと一つのマナーの方法なら分かる。それでも、やっぱり欠けているところがあった。それをどう”実際の危機感”として皆さんにお伝え出来るかと言うと、やはり具体的な罪やモラルのお話になってしまうんです。私はネットを始めてもう6年以上経っているので、その知識も自分なりに活用したと思っています。 もしかしてこのページは説教としてとられてしまうかもしれませんが、本当に、私の大反省会でした。ここらへんはもう皆さんの受け取り方次第になるので上手く説明できないんですが、結局人間のする事は”心”です。私は事実と私が”心”で感じた事を伝えたいと思い、書きました。 ですが”目に見えないもの”と”そこにある情報”を簡単に信用しすぎるのも良くない事だと思っています。まず疑う精神も大事です。なので、確立した自分の上に情報の一つとしてこれを少し乗せて欲しいんです。なにかに偏りすぎず、バランスを持って皆さんに確認して貰えたら、と思っています。 「人間だもの」なんて台詞、冗談でしか使った事のないような人間がまじめにこんな事を書いてるなんて、私が一番恥ずかしいです。なにが恥ずかしいって、私は別に特別な事を言っているわけじゃないからです。当たり前の事、本質であり弱みである部分、この後書きまでも冗談抜きで書いているからです。最初に述べたように、一番大事な事をもう一度、再確認をしただけです。具体例も大体自分の事なので、私は書いてる始終恥ずかしくてなりませんでした。この恥、少しでも皆さんの肥やしになれたらと思っています。(恥恥うるさいですが、恥は決して自分にとっても無駄だとも思っていません。) きっとこの文章の中にも、”公的”に添削すれば大きな逆転が起こると思います。私は基本的に”声優ナマモノ同人をいかにして存続させていくか”という私達の目線から書きました。先ほども言いましたが、この情報を鵜呑みにしろとは言いません。私は”正しい事”だけを言えてる気はしていません。だから参考に、是非参考にしてやって欲しいんです。少しでもみんなが心から笑えるように。 イベントマナーなどが問われる今ですが、ここまで書いた全ての文章でもし、何か一つでも思い返す事がありましたら、あと少しだけで良いんで、誰かの事を思いやってみませんか。本人でも、同じファンでも、同じ場所にいる全ての人に言えます。周りを見渡す余裕をあと少しだけ。楽しい空間とは一人一人に任された信頼感です。あなた達がいたから楽しかった。そう言える、そう言って貰える間柄でいたいですよね、好意のある誰とでも、そうであれたらと思います。気持ち良いですよね。嬉しいですよね。でもまだ自分にブレーキをかけるのは難しいかもしれない。嫌でもテンションが上がって制御出来なくなる事もある。それでも少しずつ、頑張ってみましょう。私も頑張ってます。もし同じファンでそう出来ていない人がいたら、その人までも傷つけないように思いやりをもってお互いに理解出来るよう、心がけたいですね。友達だから注意出来ないなんて状況もあるかもしれませんが、それは違います。友達だからこそ、注意すべき時はしましょう。それが本当の思いやりです。 一人一人が全体を思いやれたら、一番喜ぶのはきっと本人達です。良いですね、素敵ですね。私は自分のサイトを運営してきてずっと、皆さんにそうして貰っていたと思っています。本当に幸せな事でした。 いつも楽しませて貰っている分、ファンレターやイベントではそのお礼を気持ちで返せるようなファンでいられますように。 皆さんにも日常生活があって、お忙しい事でしょう。しかし、誰かが自分達の為に・下の年齢層の為に一度事実を提示する必要のある状況になったんじゃないかと思いました。だからもう誰もこんな事をしなくて済むように、この文を現状報告として書いたんです。 ここまで書いた文章は大体を私一人で書きましたが、同ジャンルの管理人さん達・そのお友達、アニメ系同人の私の友人達、他ジャンルの芸能ナマモノの友人など、多くの人にアドバイスや情報を頂き、そして壮大な添削や確認をして頂きました。口外してはいけないと言っている場所からの情報も使わせていただきました。本当に申し訳ありません。 私一人では書ききる事は出来ませんでした。一人だったら、絶対に挫折していました。皆さん、本当にありがとうございました!そしてすみませんでした。ここまで読んで下さった全ての方、本当に、ありがとうございました。 縦縞(たてしま)[2005.12.10] kt_nmr_stp@hotmail.com
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